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商品ラインナップの見直し方|売れ筋と利益商品を分けて考える

経営たぬき
売上は上がっているのに利益が残らない——その原因は、商品ラインナップにあるかもしれません。「売れ筋」と「利益商品」を分けて考えることで、利益体質に変わります。並べ方を見直すだけで、同じ商品でも利益は大きく変わります。この記事では、商品ラインナップの見直し方を、売れ筋と利益商品を分けて考える視点で、やさしく解説します。
🦝
たぬき先生
よく売れる商品が、必ずしも儲かる商品とは限らないんだ。売れ筋と利益商品を分けて考えて、うまく組み合わせる。これが利益を増やすラインナップの作り方だよ。
🧑‍💼
社長
商品はたくさんあるけど、どれが儲かっているのか把握できていなくて…。ラインナップって、どう見直せばいいんでしょう?
― この記事でわかること ―
  1. ラインナップ見直しが必要な理由
  2. 売れ筋と利益商品の違い
  3. ラインナップの見直し方
  4. 見直すときの注意点

なぜ「ラインナップの見直し」が必要なのか

商品ラインナップとは、自社が扱う商品やサービスの品ぞろえのことです。多くの会社は、なんとなく増やしてきた商品をそのまま扱い続けています。しかし、定期的に見直さないと、利益を生まない商品に手間や場所を取られてしまいます。

とくに問題なのが、「売れているけれど儲からない商品」に気づかないことです。よく売れる商品は、つい大事にしがちですが、利益率が低ければ、売れば売るほど忙しいのに儲からない状態になります。逆に、あまり目立たないけれど利益率の高い商品が埋もれていることもあります。どの商品が、どれだけ利益を生んでいるか。これを把握して見直すことが、利益体質への第一歩です。

💡 POINT:売れる=儲かる、ではない
よく売れる商品が、利益も大きいとは限りません。「売れ筋」と「利益商品」は別物。どの商品が利益を生んでいるかを把握することが、見直しの出発点です。

「売れ筋」と「利益商品」の違い

商品は、売れる量と利益率の組み合わせで、いくつかのタイプに分けられます。この違いを理解しましょう。

タイプ特徴と役割
売れ筋(よく売れる)集客の入り口。利益率は低めのことも
利益商品(利益率が高い)会社の利益を支える本命
売れ筋かつ利益商品最も大切にすべき看板商品
売れず利益も低い見直し・整理の候補

理想は、「売れ筋で人を集め、利益商品でしっかり稼ぐ」組み合わせです。売れ筋商品は、お客さんを呼び込む入り口の役割。そこから、利益率の高い商品へとつなげる流れを作ります。一方で、売れず利益も低い商品は、手間や在庫スペースを圧迫しているだけかもしれません。それぞれの役割を見極め、組み合わせを設計することが、利益を増やすラインナップづくりのポイントです。

商品ラインナップの「見直し方」

ラインナップは、次の手順で見直すと、利益につながる整理ができます。順番に進めましょう。

手順 1

商品ごとの売上と利益を出す

どの商品が、どれだけ売れて、どれだけ利益を生んでいるかを数字で把握します。
手順 2

4つのタイプに分ける

売れ筋・利益商品・看板商品・整理候補に分類し、それぞれの役割を確認します。
手順 3

看板商品に力を入れる

売れて利益も出る商品を、より目立たせ、力を入れて伸ばします。
手順 4

整理候補を見直す

売れず利益も低い商品は、改善するか、思い切ってやめる判断をします。
🦝
たぬき先生
まずは商品ごとの利益を「見える化」すること。これだけで、力を入れるべき商品と、整理すべき商品がはっきりする。あとは看板商品を前に出すだけだよ。

ラインナップを見直すときの「注意点」

見直しを進めるときは、次のことに気をつけましょう。やみくもに減らすのは禁物です。

  • 商品ごとの利益を数字で把握しているか
  • 売れ筋を安易にやめていないか(集客の役割)
  • 利益商品への導線を作れているか
  • 整理候補の影響を確認しているか
  • お客さんのニーズを見落としていないか
見直しで注意したいのが、「売れ筋を、利益が低いからとすぐにやめない」ことです。売れ筋は、お客さんを呼び込む入り口の役割を持っています。これをなくすと、利益商品につなげる入り口まで失いかねません。大切なのは、売れ筋で集めたお客さんを、利益商品へどう導くか。役割を踏まえて、全体のバランスで見直しましょう。

【具体例】ラインナップ整理で利益を改善したS社

小売業のS社は、商品数は多いものの利益が伸び悩んでいました。商品ごとの利益を出してみると、売れ筋の主力商品が意外にも利益率が低く、目立たない商品のほうが高利益だと判明しました。

そこでS社は、利益率の高い商品を店頭の目立つ場所に移し、売れ筋商品からそちらへ誘導する流れを作りました。さらに、売れず利益も低い商品を整理。結果、売上は大きく変わらないのに、利益がはっきり増加しました。「何が儲かっているか分かっただけで、打つ手が見えた」とS社の社長は話しています。

Q. 商品ごとの利益が分かりません。
A. まずは主力商品だけでも、売値から原価を引いて利益を出してみましょう。全部を一度に把握する必要はありません。利益額・利益率の大きい順に並べるだけで、見直しの方向が見えてきます。
Q. 商品は多いほうがいいのでは?
A. 多すぎると、管理の手間や在庫負担が増え、お客さんも選びにくくなります。利益を生まない商品を抱えるより、看板商品に力を集中するほうが、利益も顧客満足も高まることが多いです。
Q. やめる判断が難しいです。
A. 「売れず・利益も低く・他で代替できる」商品から検討しましょう。一部のお客さんに必要な商品は残す配慮も必要です。いきなり全廃せず、影響を見ながら段階的に整理するのが安全です。
📌 この記事のまとめ
  • よく売れる商品が、儲かる商品とは限らない
  • 売れ筋(集客)と利益商品(稼ぐ)を分けて考える
  • 商品ごとの利益を見える化し、4タイプに分ける
  • 看板商品に力を入れ、整理候補を見直す
  • 売れ筋は集客の役割を踏まえ、安易にやめない
💪 並べ方を変えて、利益を増やそう
商品ラインナップの見直しは、同じ商品でも利益を大きく変える戦略です。まずは商品ごとの利益を見える化してみましょう。経営たぬきと一緒に「0」から、利益が残る品ぞろえを学んでいきましょう。
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経営コンサルタント
税理士事務所十数年、法人経理・経営を2年の経験を経て、法人・個人問わずスタートアップのコンサルタントをさせていただいております。
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